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リーダーと語る

株式会社三福ホールディングス
中矢 孝則 氏

不動産業を中心に多彩に事業展開
献身と発想と挑戦が紡いだ歴史

 

三福グループは、松山市を中心に不動産業を始めさまざまな事業を展開しています。
活躍のフィールドは実に多彩で、しかもどれも大変魅力的です。グループを率いるのは、多くの人の役に立ち、住みよい社会づくりに貢献することを目指す中矢社長。
次々にアイデアを繰り出し、いつも笑顔でバイタリティあふれる中矢社長に、お話を伺いました。

  • 青野

    まず三福ホールディングスの歴史をお聞かせください。
  • 中矢

    一番最初は昭和28年に祖父が作った手芸店「中矢商店」で、そこからスタートしました。
    そして昭和45年にできた「三福商事」が昭和54年に「三福綜合不動産」になり、色々な事業で三福グループとしての経営が動き出したのは平成11年、私が28歳の頃です。
    手芸店は途中で撤退しましたが、不動産を中心に領域を広げ、だんだん不動産業界以外にも展開するようになりました。
    そうしてフィットネス、マッサージ、温浴施設、ホテルなども加わっていったのが今までの流れです。
  • 青野

    中矢社長ご自身が不動産のお仕事を始められたのは、どんなきっかけからですか?
  • 中矢

    21歳の時にたまたま宅建の資格が取れたので、不動産の仕事を勉強しようと思い、三福綜合不動産に勤めることにしたのです。
    資格が取れたこと以外には、特別な理由は何もありませんでした。
    最初に勤めた支店は当時社員が5名だけで、本店が15名くらい。全体でも20名程度の規模でした。
  • 青野

    そこに新入社員として入社されて、現在にまで至ったのですね。
    実は私も同じ年の頃に宅建を取得しました。
    やはり実務で経験しないとわからないこともありますね。
    当社は現在、不動産の相続や処分などに関するサービスを開始したところで、ご葬儀後に必要になる不動産手続きのご相談を受け付けています。
  • 中矢

    これからどんどんニーズが増えてくる分野ですね。
    税金の問題もあります。
    近年は相続の分配のケースも多く、オーナーさんも複数になり税務関連のご相談が少なくありません。
    そういった方への対応が増えています。
  • 青野

    そういう分野もぜひご指導ください。
    実は私どもは三福グループとは逆で、不動産事業からスタートしました。
    後に加わった互助会の方が中心になっていったのです。
  • 中矢

    色々な形で、お互いに協力し合えればいいですね。
地域の人々とともに交流しながら小さな幸せをいくつも積み重ねて
  • 青野

    不動産の事業エリアはどの範囲ですか?
  • 中矢

    松山市と、伊予市、松前町、それから砥部町、東温市までを含む松山商圏を範囲と決めています。
    それ以外のエリアは、提携先や関連の会社と一緒にという形で対応しています。
  • 青野

    さらに広域でということは、お考えにならないですか?
  • 中矢

    考えていません。
    それは、特定のエリア内の方が、シナジー効果が出やすいと思うからです。
    一つの業種を広範囲に広げるよりも、エリアを決めて多数の事業を展開する方が、人の交流も含めて多くの相乗効果が生まれます。
    また一点突破だと、それだけが強力なところに攻め込まれることもありますが、複数のシナジーなら、そういうカテゴリーキラーにも対応しやすいのではと考えています。
  • 青野

    私も全く同じ考え方です。
    色々な仕事に関わって、冠婚葬祭業だけにとどまらないグループの形を目指しています。
    会員様にお送りしているあいリンクカードもそうですが、皆様にたくさんの場所でさまざまに活用していただいて、同じ地域に住む多くの人たちと関わり合える事業体にしようというのが、私が追い求めている形です。
  • 中矢

    大きなものを動かして儲ける事業ではなく、何度もリピートしていただいたり、たくさんの会員様に色々に使っていただいたりして積み重ねることを目指す事業という方向性が、とても似ていますね。
    P・SPOの会員ビジネスもそうですよね。
    考え方としても、とても相性がいいと思います。
  • 青野

    今回私たちの新たなサービス展開を考える中で、フィットネス事業に思い至り、中矢社長とご縁ができて、三福グループのフランチャイズでP・SPOを始めることができました。
  • 中矢

    新たなものを取り入れるのは非常に大事なことです。
    P・SPOは、フランチャイズを事業の目的にしているのではなく、一緒にやっていくことによってお互いプラスにしていきましょう、ということが狙いです。
  • 青野

    互助会の会員の皆様にP・SPOを知っていただくきっかけになって、また若い世代の方々にも、P・SPOを通して互助会のことを知っていただけるきっかけになればと思います。
    P・SPOはフィットネスだけでなく、エステやカフェなどさまざまな使い方ができるので、幅広い層の皆様に楽しんでいただけると思います。
  • 中矢

    ぜひ多くの方に使っていただいて、ご意見もお聞きしたいです。
    フィットネス業界も成熟期に入っていますので、今までとは違うものをどんどん仕込んでいきたいと思っています。
    皆様にもっと楽しんでいただける新しいものを開発していきます。
  • 青野

    どうなっていくか、ますます楽しみです。
アイデアは尽きることなく勢いを増しながら次なる未来へ
  • 青野

    次の新しい展開には、どのようなものがありますか?
  • 中矢

    ひとつは、カラオケです。
    本格的なものは初めてで、これもP・SPOのサブスクの中で利用できます。
    それぞれ違った部屋で、キッズルームも用意して、機材にもこだわりますので、カラオケはもちろん、推し活など、いろんな形で使っていただきたいです。
  • 青野

    いいですね、友達でも家族でも、どんなメンバーでも楽しめますね。
  • 中矢

    もうひとつはスクール事業です。
    最初は小学生のプログラミングスクールから始めて、だんだん幅を広げていく予定です。
    子供の頃から親しみを持っていただいて、スタディルームも利用しながら、高校生になったらフィットネスジムも使って。
    P・SPOとともに育っていただきたいです。
  • 青野

    プログラミングスクールは、先生が教えるのですか?
  • 中矢

    いいえ、オンラインシステムが教えてくれるんです。
    子どもに人気のゲームソフトを使って、それを動かしながらプログラミングを勉強できる入門編です。
    学童保育のようにも使えるようにして、いつでも来られる場所にすれば、将来的には不登校の受け皿にもできます。
  • 青野

    素晴らしいですね。
    興味深いアイデアが次々に出てきますね。
  • 中矢

    失敗もいっぱいしていますよ(笑)。
  • 青野

    様々な事業展開にまた期待が高まりますが、やはりベースは今後も不動産業ですか?
  • 中矢

    そうですね。
    施設・設備などのいわゆる箱物があって、その中にどんなシステムを入れてどう使うかということなので、それぞれ形は違って見えても、根底には不動産業があるのかなと思います。
  • 青野

    色々な方法でたくさんの人に楽しんでいただけることを、私ももっと考えていこうと思います。
    ぜひまたこれからも、色々勉強させてください。

株式会社三福ホールディングス

三福グループ/会社概要
不動産賃貸仲介や売買などの住まい事業、管理・活用・コンサル事業、健康・スポーツ事業、他にも教育・福祉、宿泊、飲食など多くの事業を展開。お客様、取引先、自社の三者が幸福にという願いが社名「三福」の由来。
所在地:松山市中村2-1-3

https://www.sanpuku.co.jp